社会的支援について
多発性硬化症で受けられる
公的助成制度について教えてください。
- 監修
- 東京女子医科大学 医療安全科・脳神経内科兼務 教授 清水優子 先生
多発性硬化症の診断を受けると、さまざまな公的助成制度を利用することができます。受けられるサービスはお住まいの地域や収入によって異なります。お住まいの都道府県や市区町村の窓口に問い合わせてみましょう。
多発性硬化症で受けられる公的助成制度のうち代表的なものとして、以下の3種類があります。
難病医療費助成制度
多発性硬化症は難病法によって指定難病に定められています。多発性硬化症と確定診断され、「症状の程度が一定以上」あるいは「医療費が高額」の場合は、医療費の一部が公費で負担されます。都道府県に担当窓口があります。
身体障害者福祉
身体に障害が残った場合は、身体障害者手帳の交付が受けられます。市区町村に担当窓口があります。
生活費の助成
障害年金や生活保護などがあります。年金事務所や市区町村の担当窓口に相談してください。